転職者の就職ミスマッチ
新卒の場合以上に深刻であるのが、転職者の就職ミスマッチです。
欧米の事情とは異なり、日本においては転職を繰り返すことによってキャリアアップでき、
報酬も上がる人は、ほんの少数派でしょう。
今の自分の能力に見合った報酬を得ていない、あるいは自分の技術力が十分に活用されて
いないとの理由で、転職先を探し始める人も多いと思われますが、再就職してその希望が
叶わなければ、転職を繰り返す結果となってしまいます。
企業の採用担当者と十分な時間をかけて、双方の希望のすり合わせができれば、ミスマッチも
少なくなりますが、30分前後の面接で深いレベルのすり合わせを期待することはまず不可能
でしょう。技術レベルの認識のずれも生ずるわけです。
企業側としては。このリスクを十分承知しています。
せっかく求人費を使い、採用したものの、使い物にならない人材では営業活動に支障をきたす
からです。
そこで、採用人数を予定数より多めに設定し、試用期間中にふるいにかけて予定人数まで
絞り込むこともあります。
自分がふるい落とされないためには、転職しようとしている企業が求めている人材像や能力・
技術レベルと、自分自身を冷静に比較し、友人にも客観的な判断を求めるなどして、入社後の
ミスマッチのリスクを低く抑える努力が必要です。
また、ミスマッチが多く発生している企業もありますのでその見分けが大事です。
ミスマッチが多い企業であるかどうかを見分けるには、求人情報で次のようなポイントをチェック
するとよいでしょう。
1.試用期間をチェック
通常は3ヶ月の試用期間を設けているところが多いですが、この期間が長い場合は、
ミスマッチが多く発生している可能性があります。
2.試用期間中の雇用条件をチェック
雇用条件が試用期間中はパート社員であったり、給与額を試用期間中低く設定している場合、
ミスマッチが多いからではないでしょうか。
特に正社員採用とうたっていながら、試用期間中は異なる雇用形態の場合、100%正社員と
なれる保障はありません。いろいろ理由付けをして正社員へのハードルを高く設定している
企業もありますので注意が必要です。
3.絶えず求人広告が掲載されている。
おそらく入社した人が次から次へと辞めるため、あるいは社員の定着率が悪いために求人を
繰り返さざるを得ないのでしょう。
少しでもミスマッチの要因を排除することが転職成功の近道になります。