意外と知らない賃金の常識
あなたは給与明細をじっくりと見たことがありますか。
銀行振込のため、振込額と給与明細の支給額とを見比べて、合っていれば納得。
給与明細はそのまま鞄の中に眠ったままと言うことはないでしょうか。
もしそうならば、転職成功の可能性は低いと言わざるを得ないかもしれないですね。
支給項目としては、基本給の他に各種手当が設定されている場合がほとんどです。
役職手当、資格手当、扶養家族手当、時間外手当などは一般的ですが、中には営業手当、
業績手当、精勤手当、住宅手当、地域手当、食費補助など、事細かく手当が設定されて
いる場合もあります。
手当がたくさん設定されていて一見良さそうに見えますが、これがくせ者なんです。
企業サイドの本音としては、人件費総額をできるだけ抑制するために基本給を低く設定し、
各種手当てで調整して、総支給額で世間並みの水準を維持したいというところでしょう。
この手当は、基本給や役職・資格手当のように、毎月決まった額が支給される固定給与と
時間外手当や業績手当のように、労働状況や勤務の成果によって毎月支給額が変わる
変動給与に区別されます。
さらに、欠勤・遅刻などの勤務状況により控除設定をしている場合もありますから、実際に
支給される額は毎月異なることが多いわけです。
こういった知識がなぜ転職の際に必要になるのでしょうか。
求人広告を見て、たいていの方がまず待遇面、特に給与の数字に目がいきますね。
当然、給与なんか関係ない、仕事のやりがいを求めているんだという方もいると思いますが、
生活を維持していく上で、給与は無視できません。
高額な給与表示をしている場合は、たいてい(固定給+業績に応じた支給額)となっている
と思います。この固定給が異常に低い場合、あるいは完全歩合制(フルコミッション)の場合は、
よほど営業能力に長けている場合以外、表示されている額をコンスタントに稼ぐことは難しいと
思っておいたほうが無難です。
同業種の企業を見比べて一方が好条件の給与表示をしている場合も、変動給与部分が多い
のかもしれません。
気になる場合は入社前にしっかりと確認しておかないと、転職を繰り返す転職サーファーになる
危険性が大きくなりますよ。