景気悪化で衰えた体力を取り戻すために雇用調整や人員削減を実施する企業が
増えています。
大きなところでは日航の人員削減が昨年から継続して話題に上っていますし、
今週はベスト電器のグループ店舗63店の閉鎖と雇用調整、人員削減のニュースが
飛び込んできました。

もう春だというのに、一向に明るいニュースが少ないですね。
バンクーバー冬季オリンピックでメダルを取った選手たちが帰国しましたが、浅田真央選手
や高橋大輔選手たちの元気な笑顔が唯一の救いです。

完全失業率というのは「労働力人口」に占める「完全失業者」の割合ですが、近畿の
完全失業者は61万人とのこと。
完全失業率は6%と全国平均の4.9%と比べてあまりにも高い数字です。
なぜ近畿でここまで高い数値になるのか、それは近畿を元気づけてきた中小企業の
業績回復が遅れている事が背景にあります。
大手企業が無理なコストダウンを中小企業にせまっていることも一因としてあるので
しょうね。
中小企業の倒産はちょっぴり減ったというものの、潜在的な倒産予備軍は多いのでは
ないでしょうか。

近畿圏で就職活動をする場合、このような経済背景もしっかりとにらみながら行う事が
重要になってきます。
近畿でも有効求人倍率が少しだけ改善しましたが、これは正社員としての求人が増えた
という事ではなく、一時雇用やパートが増えているという事。
企業にしてみては、このような不透明な経済状況の中、正社員を雇う事に躊躇するところ
が多いという事でしょうか。

正社員を希望しているならば、「まずはパートで勤めて能力次第で正社員にする」なんて
甘い言葉にのせられないこと。


私の周囲でも正社員を夢見ながら、なかなかそれを実現できないでいる人たちをたくさん
見てきています。

近畿では特に採用条件が厳しくなっている気がしますが、妥協しすぎるのも考えもの。
妥協はすぐに不満につながり、早い段階の転職につながります。
まずは就職したいという気持ちと妥協をどのラインで折り合いをつけるかが今の時期
重要ではないでしょうか。